SR400ーⅡ フロント廻りレストア作業
E/Gレストア作業も完了し、作業はフロント廻りのレストアに移行しております。
上画像の様トップブリッヂやハンドルクランプ等、オートバイの構成部品はアルミニウムを多用しております。
素材の性質上、容易く上画像の有様に成り果てます。
フロントフォークのアウターチューブも同様と相成ります。
先ずは、クリアー(透明)塗装を剥離し腐食部の除去作業を施工致します。
サンドブラスト処理を施工後、研磨作業を施工し大きな腐食部を除去、再度サンドブラスト処理を施工致します。
今回作製車輌は黒色塗装とします故、ポリッシュ作業は施工致しません。
フォークブーツは上画像左キジマ社製フォークブーツと交換致します。
上画像右が純正フォークブーツと相成ります。
純正フォークブーツは樹脂製故、経年劣化に起因します裂けや硬化等散見されます。
今回使用のフォークブーツはゴム製故に柔らかく、サスペンションユニット作動良好と相成ります。
上画像は純正フォークブーツ取付け車輌の様と相成ります。
樹脂製故、少々白身かかった色をしております。
純正フォークブーツと比較し、大径且つ蛇腹部の間隔が広い製品と相成ります。
フロント廻りに重厚感を演出する際、当製品を使用しカスタマイズしております。
フロントフォークも黒色塗装を施工致しました。
フロントドラムブレーキユニットは、分解清掃後組立て致しました。
上記作業の際、ドラムシュー調整用ロッドネジ部が固着している車輌が散見されます。
製廃部品故慎重に分解し、調整用ロッドネジ部には銅グリースを塗布し組付けしております。
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