SR400ーⅡ E/Gレストア作業
只今SR400-Ⅱを作製にあたり、カスタマイズ前のレストア作業を施工しております。
~60’sの雰囲気を演出する際、当社も好んで使用しております。
機械と言う人間が理屈を理解し作製した製品故、凡その現状回復は可能と相成ります。
しかし、SR400ーⅡの現状回復作業は多岐に渡り、昨今SR400-Ⅲとの価格差は然程御座いません。
SR400ーⅡのE/Gは、シリンダー部やヘッドカバーに表面処理が施工されておりません。
故に上画像の様、腐食著しい部位となっております。
ケースサイドカバーはポリッシュ加工施工の為、取外し致しました。
E/G内部のオーバーホールが必要な程くたびれたE/Gは、よほどの事が無い限り購入致しません(過去前例無)故、外観レストアが主な作業と相成ります。
先ずは、面倒なポリッシュ加工より作業開始と相成ります。
作業時間は、ポリッシュ仕上げが凡そを占めます。
上記部位は車輌完成時、美観に大きく影響を及ぼします。
右ケースカバーレストア作業完了の様と相成ります。
腐食による黒ずみも除去し、男前が上がりました。
最終工程のクリアー塗装は防錆効果を考慮し、少々塗膜を厚めに施工しております。
今回作製車輌のE/Gは純正色のシルバーにて作製しております。
錆びたネジ類は新品交換しております。
2003年型(イモビライザー搭載モデル)より、シリンダー部やヘッドカバーも塗装施工され、上画像の仕様となっております。
当社にてE/Gレストア作業を施工の際、年式問わず上記年式同様に塗装を施工しております。
タペットカバーやチェーンテンショナーカバー等、細かなポリッシュ部位も抜かりなくレストア施工しております。
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